ケーススタディ

Arche

1970年――エレーヌ氏がフランスの名門ブランド Arche を創設したその年、Reltex 社もまた静かに誕生しました。

創業当初からエレーヌ氏は、Arche 独自の世界観と響き合うソールを探し求めていました。 研ぎ澄まされたミニマルな美しさ、しなやかさを極めたヌバック、そして足に柔らかく馴染むアンライニング(一枚革)のパーツ――。 こうした Arche の価値観に寄り添う、自然素材ならではの柔らかさと品格を備えたソールです。

やがて、エレーヌ氏と LACTAE HEVEA® チームとの出会いは、特別な協働関係を生み出しました。 共通するブランドバリューと受け継がれた職人技を礎に、Arche と LACTAE HEVEA® は、ともに世界へと羽ばたくパートナーシップを築き上げました。 両社はいずれも、フランスの伝統技術を継承する企業に与えられる EPV(フランス無形文化財企業) の認証を受けています。

そしてこの絆は、55年の歳月を経た今も色あせることなく息づいています。 唯一無二のスタイル、天然素材への敬意、そして世界に認められたクラフトマンシップ――それらを体現する特別なパートナーシップとして。

Huckberry

2021年、アメリカのテキサス州オースティンに拠点を置くHuckberry社は、自社ブランドの世界観を広げるために、シューズラインを立ち上げました。オンライン販売に特化した同ブランドには、飽和した市場で存在感を示すため、強い価値を訴えることのできる素材が必要でした。

従来のサプライチェーンよりも効率的なデジタルモデルを採用しているHuckberryは、妥協することなく優れた素材へ投資することが可能でした。そこで自然と辿り着いたのが、100%天然のヘベアミルクを原料に、手作業で仕上げられ、極上の履き心地を誇る LACTAE HEVEA® ソール でした。

多数のモデルにこのソールを採用することで、Huckberryは自らの信念を体現し、ブランドとしての個性を力強く打ち出しています。

洗練されたマーケティング戦略も相まって、こうした取り組みはHuckberryを、アメリカで最も急成長を遂げたシューズブランドの一つへと押し上げました。

Timberland

2010年、TIMBERLAND は、パリの伝説的コンセプトストア 「COLETTE」 とのコラボレーションプロジェクトを実現するため、希少で独自性のある素材を探していました。当時 Timberland のデザインディレクターを務めていた クリス・ポーラスは、ロンドンで見つけたヴィンテージテキスタイルと、 LACTAE HEVEA® のソール を組み合わせ、独自の世界観を打ち出しました。

この融合から誕生したのは、わずか 2,000足限定 で生産されたユニークなシューズ。 現在では コレクションアイテムとして、高く評価されています。

このコラボレーションによりTIMBERLAND は、きわめてセレクティブな流通ネットワーク、いわゆるコンセプトストアへの参入を果たしました。 その出発点となったのが、最も名高い存在であるCOLETTEでした。

Native

2019年、すでに大きな成功を収めていたカナダのブランド NATIVE は、合成素材への依存を減らすことを目的に、環境に配慮した素材へとコレクションの方向性を転換し始めました。

その中で、LACTAE HEVEA® の OLA モデルを採用したスニーカーが誕生しました。

「The Plant Shoe」と名付けられたこのプロジェクトは、NATIVE がより洗練されたニッチな市場へと歩みを進めると同時に、サステナブルなファッションと責任ある未来への強い意志を明確に示すものとなりました。

Officine Creative

イタリアのマルケ州に拠点を置くフットウェアブランド Officine Creative は、その独自のスタイルと上質さで、長年にわたりモード感のあるカジュアルシューズのブランドとして高い評価を得てきました。しかし同社のプレジデントは、要求水準の高いスニーカー市場でも存在感を示したいと考えていました。

そこで私たちはアーティスティックディレクターと密接に協力し、Officine Creative の独自の DNA に、LACTAE HEVEA® ソールならではの美しさと比類なき快適性を融合させたラインを開発しました。

その結果、成功は瞬く間に訪れました。

現在では、4つのスニーカーラインに加え、よりカジュアルなモデルも、同ブランドのコレクションに定期的に登場しています。

この実りあるコラボレーションは、両ブランドが自らのアイデンティティと確かな職人技に根ざし、それを誇りを持って届け続けていることを示す、力強い証しとなっています。

ブリュネロ・クチネリ

1978年、イタリア中部ウンブリア州ソロメオで創業したブリュネロ クチネリは、何十年にもわたる揺るぎない努力により、洗練された静かな気品と卓越性で名声を築き上げました。そのたたずまいは、まさにイタリアならではの真のエレガンスを体現しています。

卓越したプレタポルテコレクションを基盤に、同ブランドは自然な流れでその技術を靴づくりにも生かし、ウェア同様に独自性の高いコレクションを生み出してきました。

そしてデザインチームが選んだのが LACTAE HEVEA®。稀少な職人技から生まれる上質な素材であり、その卓越した品質はもちろん、両ブランドが大切にする哲学――職人技への深い敬意と、その価値を未来へ伝えたいという思い――が完全に一致していました。この選択は、卓越した品質だけでなく、両ブランドが大切にする哲学—職人の技への深い敬意を称え、それを後世に伝えていく—にもとづくものでした。

初コレクションの成功を受け、続いて2つのスニーカーラインが生まれ、よりカジュアルなモデルも加わりました。クチネリのシューズカテゴリの急成長は、一流グローバルブランドが求める品質や世界観と調和したとき、LACTAE HEVEA® ソールが発揮する力強い存在感を物語っています。